
テレワークのセキュリティ強化|おすすめの不正検知サービスと選び方を紹介
- カテゴリ: セキュリティ対策
- 公開日: 2024/5/20
テレワークを導入する際、問題となるのがセキュリティ面です。
情報漏洩は事業に大きな打撃を与える要因となるため、さまざまな方法での強化が求められます。
しかしその一方で、セキュリティ強化用の不正検知サービスの数や種類は多く、どのようなものを選べば良いのかわからない方もいるでしょう。
ここではおすすめの不正検知サービスとその選び方について紹介します。
1. おすすめのテレワーク用不正検知サービス7選
テレワークを導入する企業・個人事業主が増加したことで、不正探知サービスも増加傾向にあります。
その一方で、検索すれば豊富なサービスがヒットすることから、選べないと感じる方もいるかもしれません。
そこで中小企業向けにおすすめのテレワーク用不正検知サービスを7つ紹介します。
1-1. みえるクラウド ログ
みえるクラウド ログは、リモートワークを行っている社員・従業員のPCを監視するツールです。
特徴は操作ログを画像とテキストで記録できる点でしょう。
画像については無操作時のログが残らないため、少ないデータ量での保存が可能です。
テレワークのセキュリティを強化する機能としては以下のようなものがあります。
・リアルタイムアラート
アラート条件を設定することで、素早く不正探知を察知
・ユーザーセッションの記録・追跡
リムーバブルメディアの使用、アプリケーション実行、キーストロークなどの追跡が可能
・USBデバイスの使用制御
USBデバイスの使用を制御することで、情報漏洩を防止
1-2. SKYSEA Cilent View
SKYSEA Cilent Viewは総合型IT資産管理ツールであり、パソコン監視だけではなく、セキュリティ対策を含むさまざまな機能が用意されています。
特徴は、多機能でありながら操作画面が使いやすい点でしょう。
直感的に操作できる使いやすい設計となっています。
主な機能とその内容については以下の通りです。
・テレワーク運用
使用状況や残業時間などを算出し、グラフなどで表示
・セキュリティ管理
社内ルールに不適切な操作を制限
・デバイス管理
各種デバイス・メディアを適正に管理し、情報漏洩を防止・支援
1-3. AssetView シリーズ
AssetView シリーズは、株式会社ハンモックが提供するセキュリティ対策のためのツールです。
特徴は、必要な機能・サービスだけを購入できる点です。
提供されている機能・サービスは多岐にわたり、それらを目的別に選択できるため、必要経費を最小限に抑えられます。
主な機能とその内容は以下の通りです。
・業務中のPC操作ログ取得
従業員の操作ログを収集し、不正操作の発見・証跡の管理を行う
・Webアクセス制限
仕事とは関係ないサイトや有害サイトへのアクセスを未然にブロック
・ファイル持ち出し制御
デバイス・スマートフォンなどによる接続を禁止し、情報漏洩を防止
1-4. Eye“247”Work Smart Cloud
Eye“247”Work Smart Cloudは、テレワークを中心に情報漏洩対策やハイブリッド勤務管理ができるサービスを提供しています。
大きな特徴は初期費用が無料な点です。
初期費用だけでそれなりの金額が必要なサービスもありますが、それが無料であり、契約期間も最低2か月からとハードルは低めに設定されています。
主な機能・サービスと内容は以下の通りです。
・業務状況分析
勤務時間ランキングや担当者別勤務状況をはじめとするさまざまな機能を搭載
・セキュリティ・情報漏洩対策
ソフトウェアチェック・機密情報保持チェック・ファイル操作履歴などの機能を搭載
・サーバー設定
作業ログアラートやUSB操作アラートなどの設定が可能
1-5. LOOOC(ルック)
LOOOC(ルック)は、多数ある不正探知サービスのなかでもパソコンの監視に特化したサービスを提供しています。
特徴としては、多種多様なパソコンのモニタリング機能を搭載している点でしょう。
画面キャプチャログやキー操作ログを自動記録し、簡単に確認できます。
主な機能とその内容は以下の通りです
・画面キャプチャ機能
3秒ごとにすべてのパソコンの画面キャプチャーを取得し、操作を動画で再現
・キーログ機能
キーボードの入力ログをすべて記録し、入力操作からキーワード検索などが可能
・USB・ファイル・Webアクセス履歴
USB・ファイル・Webアクセスの履歴をすべて保存
1-6. Ekran
Ekranは、PC・サーバー内の操作をすべて画像・テキストで記録できるサービスを提供しています。
特徴は、すべての操作を記録する管理システムでしょう。
サーバー・PC内の操作を100%記録することで、情報漏洩などの事故が起こった際に証拠として役立ちます。
提供されている主な機能・サービスは以下の通りです。
・リアルタイムアラート
あらかじめ条件を設定しておくことで、その条件に該当する操作が行われた際にアラートで
・通知
ユーザーセッションの記録・追跡
USBなどのメディア使用・アプリケーション実行などを記録・追跡
・不正操作レポート作成
情報漏洩などの危険な操作検出に有効なレポートを定期作成
1-7. LanScope Cat
LanScope Catは、外部脅威や内部不正の対策が可能なPCの監視ツールです。
特徴としては、国内のパソコンだけではなく、海外のパソコンにも対応している点でしょう。
グローバル対応しているので、海外でテレワークを行っている場合にも使用可能です。
提供されている主な機能・内容には以下のようなものがあります。
・操作ログ管理
どのPCで誰がいつ、何をどのくらいの時間したのかを記録
・Webアクセス管理
Webサイトの利用監視と不正サイトへのアクセス制御
・不正PC遮断
持ち込みPCなどの検知・遮断・管理者への通知が可能
2. テレワークに有効な不正検知サービスの選び方
テレワークの導入が進んだことで、さまざまな不正検知サービスが提供されています。
そのため、どのようなサービスを選べば良いのかわからない方もいるでしょう。
そこで自社のテレワークに有効な不正検知サービスの選び方を紹介します。
2-1. 不正検知サービスは全部で3タイプ
不正検知サービスには厳密に以下の3タイプがあります。
・専用タイプ
業務監視が主体
・I・T資産監視タイプ
IT資産管理ツールとテレワークの実態調査に使用可能なツールの一体型
・コンディション監視タイプ
テレワークに従事する社員・従業員のコンディション管理
テレワーク時の業務監視や情報漏洩を目的とした不正検知サービスを導入する場合は、専用タイプまたはテレワークの実態調査に使用可能なツールが含まれたIT資産監視タイプがよいでしょう。
2-2. 導入作業の要不要
不正検知サービスには導入作業が必要なタイプと、不要なタイプの2種類があります。
導入作業が必要なタイプは、自分でソフトを購入・ダウンロードして対象のパソコンへ導入しなければなりません。
パソコンやソフト導入の知識がある程度ない場合は、難しいと感じるでしょう。
一方の不要なタイプは、契約と同時にすべてのパソコンに自動で導入されます。
たとえばクラウドタイプがこれにあたり、面倒な導入作業は基本的には不要です。
2-3. 搭載機能
インターネットで検索すると不正検知サービスは多数ヒットするかもしれません。
しかし、搭載されている機能はすべてのサービスで同様ではありません。
そのため、求めている機能が搭載されているかどうか、確認が必要です。
多くの場合、公式サイトでは提供されている機能・サービスが公開されています。
具体的にどのような使い方をするのか、どのような点でメリットがあるのかなどの確認も可能です。
サービスによっては期間限定で無料利用が可能なところもあります。
このようなサービスを利用することもおすすめです。
2-4. 初期・月額費用
初期・月額費用についても確認したほうが良いでしょう。
不正検知サービスを提供している業者によっては初期費用がかからないところもあり、このようなサービスを利用すると必要経費を抑えられます。
また月額費用についても、使用する機能によって変動するところもあるので確認してください。
必要最小限の機能のみ使用できれば、毎月のコストも必要最小限に抑えられるでしょう。
3. 不正検知サービスを導入してテレワークのセキュリティを強化しよう
不正検知サービスについて紹介・解説しました。
テレワークの導入が活発になったことで、不正検知サービスを提供する企業も増加傾向にあります。
しかし、提供されている機能・サービスの内容は一律ではないので注意が必要です。
また、初期費用や月額使用料なども考慮したほうが良いでしょう。
希望するサービス内容とコスト面を確認したうえで、適切な不正検知サービスを導入し、テレワークのセキュリティを強化してください。