社員のPC画面の監視ツール7選|サボリ発見・業務改善・企業データを保護・内部脅威を未然に防ぐ

  • カテゴリ: セキュリティ対策
  • 公開日: 2024/3/4
  • 更新日: 2023/12/21

企業のIT環境において、社員のPC画面の監視は重要な課題のひとつです。

サボリや不正行為の防止、業務効率化、セキュリティ対策など、さまざまな目的で監視ツールが利用されています。

本記事では、社員のPC画面の監視ツールの選び方と、おすすめのツール7選をご紹介します。

1. 社員のPC画面の監視ツールとは


社員のPC画面の監視ツールとは、社員のPC画面を遠隔から監視できるソフトウェアです。

画面の表示内容を記録したり、キーボード入力を記録したりすることができます。

監視ツールには、さまざまな機能や特徴があります。主な機能としては、以下のようなものが挙げられます。


 ・画面記録:社員のPC画面の表示内容を記録する

 ・キーボード入力記録:社員がキーボードで入力した内容を記録する

 ・アプリ使用状況の記録:社員が使用したアプリの種類や使用時間を記録する

 ・ウェブサイト閲覧履歴の記録:社員が閲覧したウェブサイトのURLや滞在時間を記録する

 ・ログイン・ログアウトの記録:社員がログイン・ログアウトした時間やIPアドレスを記録する

2. 社員のPC画面の監視ツールの選び方


社員のPC画面の監視ツールを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。


 ・監視する目的:サボリや不正行為の防止、業務効率化、セキュリティ対策など、監視する目的を明確にしましょう。

 ・監視する範囲:画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録など、監視する範囲を決めます。

 ・監視対象のPC:Windows、Mac、iOS、Androidなど、監視対象のPCのOSやデバイスを把握しておく。

 ・価格:監視ツールの価格は、無料から数十万円までさまざまです。予算に合わせて選びましょう。

3. おすすめの社員のPC画面の監視ツール7選


ここからは、おすすめの社員のPC画面の監視ツール9選を紹介していきます。

3-1. ActionLogAnalyzer

画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録、ウェブサイト閲覧履歴の記録など、さまざまな機能を備えた監視ツールです。

Windows、Mac、iOS、Androidに対応しています。

3-2. iMonitor365

画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録、ウェブサイト閲覧履歴の記録など、さまざまな機能を備えた監視ツールです。

Windows、Macに対応しています。

3-3. LogRhythm Next Generation SIEM

ログの収集・分析・可視化に特化したSIEM(Security Information and Event Management)ツールです。

画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録など、さまざまな機能を備えています。Windows、Mac、Linuxに対応しています。

3-4. Microsoft Defender for Endpoint

Microsoftの提供するエンドポイントセキュリティソリューションです。

画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録など、さまざまな機能を備えています。

Windowsに対応しています。

3-5. Google Cloud Platform(GCP)のEndpoint Detection and Response(EDR)

GCPが提供するエンドポイントセキュリティサービスです。

画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録など、さまざまな機能を備えています。

Windows、Macに対応しています。

3-6. Cisco Stealthwatch Cloud

Ciscoが提供するクラウドベースのセキュリティソリューションです。

画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録など、さまざまな機能を備えています。

Windows、Macに対応しています。

3-7. IBM Security QRadar SIEM

IBMが提供するSIEMツールです。

画面記録、キーボード入力記録、アプリ使用状況の記録など、さまざまな機能を備えています。

Windows、Mac、Linuxに対応しています。

4. 社員のPC画面の監視ツールの活用法


社員のPC画面の監視ツールを活用することで、以下のメリットが得られます。

・サボリや不正行為の防止

画面記録やキーボード入力記録を活用することで、サボリや不正行為を未然に防ぐことができます。

不正操作や機密情報持出による情報漏洩などは、社内の内部犯行のケースも多々あります。

問題が発生したときの証拠保全だけでなく、監視されているという事実が社員の暗示抑制にもつながります。

・業務効率化

アプリ使用状況やウェブサイト閲覧履歴を分析することで、業務効率化のヒントを得ることができます。

ログ監視ツールによって、サーバーやネットワーク機器を可視化できます。

あまり稼働していない機器を他の用途に回したり、反対に負荷が偏っている場合はサーバーを増設したり、適切な設備投資や業務の効率化ができます。

・企業データの保護

不正アクセスやマルウェア感染などの脅威を検知することで、企業データを保護することができます。

急なシステム障害やサイバー攻撃などのトラブルにも、ログ監視ツールが迅速な対応を可能にします。

保管しているログが証拠となり、自動的に証拠保全につながる点も導入のメリットとなるでしょう。

5. まとめ

社員のPC画面の監視ツールは、適切に活用することで企業のセキュリティや生産性を向上させる効果が期待できます。

ログ監視ツールの導入によりシステムの安全性を高め、安定的に動作させ、資産の有効活用にも役立つなど、様々な効果が期待できます。

ログ監視の運用が負担になる場合は、監視業務自体をアウトソーシングするのもおすすめです。


本記事で紹介したログ監視ツールで気になるものがあれば導入を検討してみてはいかがでしょうか。