【必見】在宅勤務は企業メリットを生む!問題点は事前対策で解決する!

  • カテゴリ: メリット・デメリット
  • 公開日: 2022/1/24
近年、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに、企業で導入が進んでいるのが、在宅勤務です。 在宅勤務を取り入れる企業が増えたことで、これから導入しようと検討している会社も増加しています。 在宅勤務は、社員のライフスタイルを大事にしながら働けるメリットがありますが、実は企業にとってもメリットがあるでしょう。 ただし、企業が在宅勤務を導入するには、セキュリティ管理の問題や社員管理などを明確に決めることが大事です。 今回は、在宅勤務を導入することで企業が得られるメリットとデメリットをご紹介します。さらに、デメリットの改善策もお話しするので、実行しやすいものから始めましょう。

1. リモートワーク導入による企業側のメリット


リモートワークは、これからの働き方を変える企業にとってメリットがあります。

これまでの働き方は、会社へ通勤し、仕事が終わったら自宅へ帰宅するのが当たり前でした。

しかし、リモートワークは企業の様々な業務プロセスを改善することができるでしょう。

1-1. 通勤費用や様々な費用削減

リモートワークを導入すると、会社へ通勤する従業員の割合が減り、通勤費用を削減することができます。

さらに、出勤する社員が減れば、借りているフロアを縮小して、オフィス使用時に発生する光熱費の節電にも繋がるでしょう。

社員全員がリモートワークの体制に慣れてきたら、今よりも規模の小さい事務所へ移転することで賃料の削減が可能です。

最終的には、リモートワークで全ての業務を遂行できれば、会社そのものの在り方が大きく変わるでしょう。

1-2. 結婚・妊娠による従業員の離職率低下

リモートワークは、従業員のライフスタイルと両立することが可能です。

結婚や出産をきっかけに、仕事を休職・退職しなければならない場合もあります。

リモートワークが導入された会社なら、育児休暇明け前に自宅で仕事を始めることで復職しやすく、時短勤務なら無理なく働きやすいでしょう。

企業にとっては、仕事に慣れている人材を社外に流出するのを防ぎ、リクルート活動をしなくても、人材不足に悩む必要はなくなりますね。

1-3. 地域関係なく優秀な人材と出会える

場所を問わず仕事ができるリモートワークは、遠方からも優秀な人材を確保することができます。

ステイホームの時間が長くなり、自身の生活や趣味、そして家族との時間を大事にしながら働きたいと考える人が増加していますね。

そのため、自身のワークライフバランスを叶えられるリモートワークは魅力的に映るでしょう。

企業側がリモートワークを導入することで、求人に応募する人が増加し、スキルに優れている人材を獲得しやすいです。

さらに、従業員が通勤圏外へ引っ越してもリモートワークがあれば仕事を継続できます。

2. リモートワーク導入による企業側のデメリット


これまで、企業がリモートワークを導入した際のメリットを解説しましたが、残念ながらデメリットもあります。

しかし、企業がリモートワークに対して正しい知識を身に付け、事前に問題点の改善策を立てていれば慌てることはないでしょう。

2-1. 情報漏洩の可能性

リモートワークは、社内の機密情報が外部に漏れる可能性があります。

従業員が社外で業務をすることで、社内情報が第三者の目に触れるリスクがあるでしょう。

もし、機密性の高い情報が漏洩したら、クライアントや会社だけではなく、社会に対しても大きな損害を与える可能性があります。

さらに、パソコンやタブレットを紛失することも考えられますね。

企業側で出来ることは、セキュリティソフトのインストール義務化や従業員へセキュリティ意識を持たせるための勉強会を開いてルール決めをすることです。

例えば、私物のパソコンで作業は禁止、出先で作業をする場合は公共WIFIを使用しない、端末のパスワード設定・データの暗号化の義務化などがあります。

従業員が端末を失くしても、事前にパスワード設定とデータを暗号化しておけば情報漏洩を防止できるでしょう。

2-2. コミュニケーションが取れない

リモートワークが始まると、従業員は上司や同僚と対面でのコミュニケーションが減ります。

社内で作業をしているときは、困ったら直ぐに上司や同僚に相談できますが、リモートワークでは難しいです。

さらに、従業員が業務をする上で、必要な情報が上手く共有されていないと、ミスに繋がる可能性があります。

リモートワークの期間が長くなると、自宅で黙々と一人で作業をして孤独を感じてきたら、退職を考える原因にもなるでしょう。

企業側は、様々なツールを活用して積極的なコミュニケーションを促すことが大事です。

リモートワークには、チャットツールやWEB会議ツールといった、社外との交流を図る手段が必要不可欠ですね。

上司は、部下からの業務に対する質問や日頃のモチベーションを高めてもらうために面談の実施、社員同士が雑談できる環境を整えることも必要でしょう。

2-3. 従業員の勤怠管理が難しい

リモートワークは、従業員の正しい勤怠管理をするのが難しいです。

リモートワークは自宅で仕事をするため、従業員がどのような働き方をしているのかと、仕事の進捗が見えづらいですね。

さらに、社外で仕事をすることでプライベートとの線引きが難しく、時間を気にせず仕事をすると、残業時間を超越してしまう恐れがあるでしょう。

企業側は、業務のプロセスではなく、成果物すなわち定量評価を取り入れることで、業務のサボりを防止できます。

リモートワークを始めたばかりなら、業務後WEB面談をしてその日の成果を報告する方法を検討しましょう。

残業に関しては、リモートワーク導入前に、残業をするときの規則を設けることが大事です。

例えば、残業をする場合は、上司からの許可が必要などを実施しましょう。

手間のかかる業務が理由なら、同僚と手分けして仕事ができますね。

3. リモートワークを導入したい企業へアドバイス


リモートワークを導入したい企業は、問題点を理解して事前に改善策を考える必要があります。計画を立てずに、見切り発車で導入すると、従業員が困惑するでしょう。

初期段階は、試験的にリモートワークを導入して問題点を出すことが大事です。

全職種・全社員一斉に始めるのではなく、一部の社員に限定して取り入れます。

例えば、育児や介護が必要な従業員に絞って導入し、問題点を洗い出しましょう。

実際にリモートワークを体験した感想などをヒアリングすることで、社内制度の改善に繋がりますね。

さらに、状況次第では就業規則の見直しが必要な場合があります。

それは、従業員の負担が発生、勤務時間の大幅変更が発生したときなどです。

リモートワークを始める前に、企業としての行動方針を従業員に示し、業務上のトラブルを回避していきましょう。

4. まとめ


企業が在宅勤務を導入すると、求職者や働くことを諦めてしまった人には、良いアピールポイントになります。

会社以外で仕事をすることで、多くのコスト削減が可能です。

さらに、従業員は生活スタイルを維持できるので、生産性の向上に繋がる働き方が期待できます。

しかし、在宅勤務を取り入れることは、社内データが外部に漏れる危険性を生むことになりますね。

従業員間での交流も減少し、孤立していると感じる社員が増える可能性もあります。

そのような問題点は、在宅勤務を始める前に解決案を決めることで防ぐことができますね。

これからは、従業員だけではなく、企業も在宅勤務のメリットを存分に発揮して新しい働き方を始めましょう。