
テレワークに向いている人・向いていない人の特徴や見極め方を解説
- カテゴリ: メリット・デメリット
- 公開日: 2023/5/15
テレワークが始まって時間が経ち、テレワークに向いている社員と向いていない社員が現れてきたのではないでしょうか?
コロナが落ち着いてきている今、テレワークにするか出社するかを自由に選べるようになってきています。
社員の性格や環境に合った働き方を自由に選択できる時代です。
この記事では、テレワークに向いていない人の特徴を紹介し、テレワークの向き不向きを見極めるポイントを解説します。
この記事を読めば、テレワークに向いている社員・向いていない社員がわかります。
1. テレワークとは
テレワークとは、インターネットなどを活用して自宅やカフェなどの場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことを言います。
自宅で仕事をする「在宅ワーク」や、旅行先で休暇を楽しみながら仕事をする「ワーケーション」などさまざまな働き方があるのです。
テレワークが導入されたことによって、子育てや介護をしながらでも仕事を続けられるようになったり、通勤時間がなくなってプライベートを充実させられるようになったり、これまでの働き方の概念が大きく変わりました。
また、コロナ禍で感染対策のためにテレワークを行っていましたが、コロナが落ち着いてきてからは、テレワークか出社か選べるようになってきています。
テレワークは働き方の選択肢の一つになってきました。
2. テレワークに向いていない人の特徴
テレワークは通勤時間がなくなるなどのメリットがある反面、孤独などのデメリットもあります。
社員によっては、テレワークが合わないという人もいるのです。
ここからは、テレワークに向いていない人の特徴を5つ紹介します。
<h3>自主的に動くことが苦手な人
受け身で仕事をする人はテレワークに向いていません。
なぜなら、仕事を与えてもらわないと手持ち無沙汰になってしまうからです。
テレワークでは、出社していたときのように突然仕事を振られるということがあまりありません。
決められた仕事が終わると、次の仕事を探すことなく退勤時間まで何もしないという人もいます。
このような人は、テレワークには不向きです。
自分の仕事が終わったら、「他にできる仕事はないか」自主的に仕事ができる人であれば、テレワークでも成果を出せます。
2-1. 1人で作業するのが苦手な人
1人の方が仕事に集中できるという人もいれば、周りに誰かがいた方が仕事に集中できるという人もいます。
社員の性格にもよりますが、1人で仕事するのが苦手な人はテレワークに向いていないかもしれません。
例えば、以下のような人です。
・1人で仕事をすると怠けてしまう人
・周りに人がいた方が集中できる人
・プロジェクトなどで他の人と密に連携が必要な人 など
テレワークをやってみて、家で1人で仕事するのが嫌だと感じる社員もいるでしょう。
また、テレワークにして成果や生産性が落ちたという人は要注意です。
1人だと仕事に集中できないという人は出社して仕事をする方が効率が上がるかもしれません。
2-2. 自己管理が苦手な人
テレワークでは、自己管理がとても重要です。
業務のタイムスケジュールや休憩の調整など、出社しているときよりもタイムマネジメントしなければいけないことが増えます。
こういった自己管理が苦手な人は、テレワークに向いていません。
会社によっては出勤・退勤時間が明確でない場合もあります。
自己管理ができなければ、勤務時間を過ぎても仕事を続けてしまったり、ミーティングの時間を忘れていたり、何かとトラブルが起きます。
生活リズムを整え、自分で業務のスケジュールを立て、それ通りに仕事を進めていけるよう自己管理を徹底して行える人はテレワークに向いているでしょう。
2-3. テレワークできる環境が整っていない人
自宅でテレワークをする場合、仕事ができる環境が整っていない人は、テレワークをやめた方がいいでしょう。
なぜなら、テレワークの方が生産性が下がる可能性があるからです。
例えば、以下のような環境の場合です。
・インターネット回線が不十分
・他の家族と部屋が分けられない
・家の周辺が騒音でうるさい など
一時的に環境が整っていない場合もありますが、家が仕事に集中できる環境でないのであれば、出社して仕事する方がいいでしょう。
2-4. 文字だけでのコミュニケーションが難しい人
テレワークでは、チャットツールやメールなど文字だけのコミュニケーションが増えます。
社員の中には、テキストコミュニケーションが苦手な人もいます。
直接話せば怒っているように聞こえなくても、文脈によっては怒られているように感じてしまったり、冷たく感じたりするのです。
社員同士のやり取りであれば、絵文字などをうまく使ってコミュニケーションを取る方法もありますが、まだまだ絵文字を仕事で使うことに抵抗がある人もいます。
テレワークでは、顔を合わせて話すことが減るので、上司と部下、同僚とのコミュニケーションがうまく取れない場合もあるのです。
テレワークで文字だけのコミュニケーションにストレスを感じているようであれば、出社を促すのも一つです。
3. テレワークに向いている人・いない人を見極める3つのポイント
上記では、テレワークに向いていない人の特徴を理解いただけたかと思います。
ここからは、テレワークに向いている人・いない人を見極めるポイントを3つ紹介します。
3-1. ポイント1 仕事に集中できる環境が整っているか
まずは、テレワークをする場所が仕事に集中できる環境か確認しましょう。
以下のことを確認するといいです。
・インターネット環境は整っているか
・仕事中は家に誰かいるのか
・騒音など仕事の邪魔になるものがないか など
1日だけ試験的にテレワークの日を設けて、環境チェックをしましょう。
特にテレワークでインターネット回線は最も重要です。
電波が悪いなどのトラブルがあると、仕事の効率が落ちるのでネット回線の乗り換えなど別の対処が必要です。
3-2. ポイント2 自分から仕事を見つけられるか
テレワークでは、「やる仕事がない」ことが一番困ります。
日頃の勤務態度などから、「自分から仕事を見つけられるか」見ておくといいでしょう。
上司から仕事を与えられるまで何もやっていないのであれば、テレワークは厳しいかもしれません。
3-3. ポイント3 仕事とプライベートを区別できるか
テレワークになると、仕事とプライベートが混合してしまう人がいます。
自分で仕事とプライベートを区別できるかも重要なポイントです。
出社しているときも、退社を促すまで残業していたり、仕事のメリハリがついていない人は、テレワークになるとさらに仕事とプライベートを区別できなくなってしまう恐れがあります。
社員がテレワークで働き過ぎないようチェックするのも大事です。
4. まとめ
この記事では、テレワークに向いていない人の特徴を紹介し、テレワークの向き不向きを見極めるポイントを解説しました。
テレワークに向いていない人の特徴を理解すれば、テレワークに向いていない社員を見極めることができます。
しばらくテレワークをやってみると、上司だけではなく社員自身も向き不向きが分かってくることもあります。
社員が一番仕事に集中できる環境で、最高の成果を出すことが最も重要なことです。
一人一人の社員にあった働き方を模索していきましょう。