
採用担当者必見!オンライン採用メリット3つと採用のコツ
- カテゴリ: 採用
- 公開日: 2023/3/6
それに伴い採用活動もオンラインで行う企業が増えてきています。
オンライン採用とは採用活動の一部、または全部の工程をオンラインで実施することです。
企業は会社説明会や適性検査、筆記試験、面接など様々な選考ステップを踏み採用活動を行います。
これまでは全ての選考ステップがオフラインで行われており、特に面接は対面で行われるのが常識とされてきました。
しかしコロナ流行でオンライン化が進んだことにより、面接もオンラインで行う企業が増えてきました。
今回はオンライン採用のメリットとデメリット、オンライン採用を成功させるコツについて書いていきます。
1. オンライン採用のメリット
オンライン採用のメリットはコスト削減ができることや場所にとらわれることがない、選考の効率化が図れるということがあげられます。
ひとつずつ詳しく見ていきます。
1-1. コスト削減
オンライン採用の一つ目にコスト削減があげられます。
採用活動をする際には多くの企業がまず企業説明会を行います。
オフラインでの企業説明会だとイベントに参加するなどして参加費が必要となる場合があります。
また、自社だけで行う場合には場所の手配や確保が必要になり、それらの準備が必要になります。
オフラインで企業説明会を行う場合はイベントの参加費や会場費、交通費などが多くの費用が発生します。
また、応募者に対する案内板の設置や資料の配布など会場設営のための細かい作業も必要になり、それらの準備費もかかることになります。
しかしオンライン採用だと企業説明会のためのイベント参加や会場準備が必要ないためこれらの費用が一切かからなくて済みます。
また、応募者にスマホやPCで資料の確認をしてもらうことができるので資料を紙で印刷するなどの事前準備が不要になりコストも削減できます。
1-2. 場所にとらわれず優秀な人材を見つけられる
オンライン採用は場所や時間の制約なく応募者は選考に参加することができます。
会社説明会や面接をオンラインで行うことでオフラインでは参加が難しかった遠方の参加者も選考に参加することができ、全国の様々な人材にアプローチをすることができます。
アプローチできる人材が増えることで、オフラインでは難しかった遠方の優秀な人材を採用できる可能性が大きくなります。
1-3. 選考の効率化
オフラインでの採用の場合、応募者が多ければ多いほど応募者との日程調整や適性検査の採点など採用担当者の負担が大きくなります。
また、面接は複数の採用担当者で行うことが多いため採用担当者や企業の幹部の日程調整も必要になります。
ですがオンライン採用であれば面接の際に応募者とのスケジュールも合わせやすくなり、日程調整がスムーズにできるようになります。
また、適性検査などもオンラインで行うことで集計や採点なども効率的にできるようになります。
2. オンライン採用のデメリット
これまでオンライン採用のメリットについて見てきましたが、デメリットもいくつかあります。
デメリットについても詳しく見ていきましょう。
2-1. 表情などが読み取りにくい
オンラインでの会社説明会や面接では画面越しでしか顔を合わせることができないので表情が読み取りづらくなります。
オンライン面接では応募者の表情や身振り、姿勢、視線、雰囲気などの会話以外のから感じ取れる情報量が少ないため、オフラインに比べ応募者の人となりなどが伝わりづらくなります。
そのため、実際に会ってみたら欲しかった人材とタイプのずれが生じる可能性があります。
また、応募者もオンラインでの面接だと自宅など普段と変わらない環境で緊張せずに面接に臨める反面、面接を受けているという実感が湧きにくく気持ちが緩んでしまう可能性があります。
そのほかにもオンラインの会社説明会だと実際のオフィスを見ることができないため社内の雰囲気や働いている人の雰囲気が伝わりづらくオフラインでの採用活動に比べミスマッチが起きやすくなります。
2-2. 通信が不安定になり、スムーズに選考できないことも
オンライン採用だとネットを介して企業と応募者が面接や試験を行います。
企業側は通信環境が整っていても応募者側の通信環境が整っておらず「声が聞こえない」「画像が止まってしまう」「会話にラグが生じスムーズに会話できない」など通信トラブルが発生することがあります。
オフライン採用に比べ日程調整などはしやすいですが、通信トラブルのせいで通信環境の調整に時間がとられ面接時間が少なくなったり、面接はできたが通信環境が不安定で声が途切れてしまったり、会話にずれが生じて会話がかみ合わない、などスムーズに選考できないという問題が起こる可能性があります。
3. オンライン採用を成功させるコツ
では、オンライン採用を成功させるにはどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
3-1. 選考フローや通信環境を整えておく
オンライン採用といってもすべてをオンラインで完結させるのではなく、説明会や面接はオフラインで行い、適性試験や筆記試験はオンラインで行うなどオンラインとオフラインをハイブリットで行うことがおすすめです。
オンラインとオフラインを使い分けることでどちらのメリットも得ることができ、時間やコストを最大限削減することができます。
また、応募者の住む地域によって応募者が選択できる方式を採用するのもおすすめです。
そうすることで遠方の求職者へもアプローチができ、遠方の応募者も試験をあきらめることがなくなります。
通信環境を整えておくこともオンライン採用をスムーズに行うためには重要です。
デメリットでも書いたように企業側の通信環境が整っていても、応募者側の通信環境が整っていない場合は通信トラブルが起きてしまう可能性があります。
それを防ぐために応募者に事前に通信テストを行ってもらう、フリーWi-Fiではなく自宅のWi-Fiなど安定した通信環境で採用試験に参加するよう注意喚起を行うなど事前にトラブルを防ぐため確認をしてもらうことが重要です。
3-2. オンラインでのコミュニケーションに慣れる
オンライン採用はコロナが流行してから多く取り入れられた採用方法で応募者、企業どちらもまだ不慣れな部分が多くあります。
企業側が応募者に対して思っている表情や視線、身振りなどで相手の雰囲気が伝わりにくいというのは応募者側も感じています。
また応募者側のほうがオンライン面接に不慣れなことが多いため、まずは企業の面接官の方から大きく頷く、身振りをつけるなどして傾聴している姿勢を示し、応募者の不安を取り除き普段の雰囲気が出せるように歩み寄ることが重要です。
そうすることで応募者はリラックスして面接を行うことができ、人となりが表れやすくなります。
4. まとめ
しかしその反面、応募者の表情が読み取りにくい、通信トラブルが起きると面接に支障をきたすなどオンラインならではの問題も残っています。
オンライン、オフラインどちらにもメリットデメリットがあるのでそれらを理解し、使い分けることでどちらのメリットも最大限生かせる採用方法を利用することが大切です。
そうすることで企業、応募者双方にとってミスマッチがなく有意義な採用活動を行うことができます。