テレワークのさぼりの見抜き方とは?さぼり防止対策や注意点も紹介

  • カテゴリ: 悩み・問題点
  • 公開日: 2023/8/14

テレワークは相手が見えないため、真面目に仕事をしているのかどうかわかりにくいというデメリットがあります。

もしかすると、さぼっているのではないかと思うこともあるでしょう。


そこで、この記事ではテレワークのさぼりの見抜き方を紹介します。

さぼり防止対策や注意点も併せて解説するので、参考にしてください。

1. おすすめのテレワークのさぼりの見抜き方


テレワークでのさぽりの主な見抜き方は以下の5つです。

・パソコンの操作ログ
・メールの送信ログ
・端末の位置情報
・勤怠管理システム
・仕事の進捗状況

それぞれの見抜き方について、掘り下げて解説するので参考にしてください。

1-1. パソコンの操作ログ

パソコンの操作ログは、どんな作業をパソコンを使用して行っていたのかわかります。

確認できる主な内容は下記の3つです。

・ログイン・ログアウト
・使用したアプリやファイル
・キーボードやマウスの操作回数

これらの情報をもとに、テレワーク中にさぼらず仕事をしていたかどうかを確認します。


ただし、さぼらずに仕事をしていたときのデータが必要です。

真面目に仕事をしたときのデータをもとに、テレワーク中のデータを比べる必要があるので注意してください。

1-2. メールの送信ログ

メールの送信ログは、送ったメールの内容を確認する方法です。

テレワーク中の送信メールの内容を確認することで、さぼっていないかどうか把握できます。


ただし、社用メールアドレス以外のメールを使うとログが残らない可能性があるので注意してください。

パソコンの操作ログとあわせて活用すると、使用したアプリなどが把握できるのでおすすめです。

1-3. 端末の位置情報

端末の位置情報は、社用端末のGPS機能を使って場所を確認する方法です。

テレワーク中なら、どこにいるのか確認できるでしょう。

ただし、自宅でテレワークをするとは限りません。

自宅以外の場所でテレワークをする人もいるので注意してください。

1-4. 勤怠管理システム

勤怠管理システムは、出勤・退勤時間や休憩時間などを把握する方法です。

テレワークの社員がこれらの時間を設定し、パソコンから離れている時間などを記録します。


勤怠管理システムだけでは、さぼっているかどうかの確認はできません。

パソコンの操作ログと照合し、正しく申告が行われているかどうかチェックします。

1-5. 仕事の進捗状況

仕事の進捗状況をこまめに報告してもらう方法も、さぼりを見抜く方法としておすすめです。

仕事の進捗状況の報告がなければ、仕事をさぼっている可能性があると判断できます。


ただし、報告忘れという可能性もあります。

パソコンの操作ログとあわせて確認すると、仕事をしていたかどうかがより明確になるのでおすすめです。

2. テレワークのさぽり防止対策


テレワークのさぼりを見抜くのは、難しいこともあります。

そのため、防止対策を講じることも考えた方がよいでしょう。

おすすめのさぼり防止対策は、下記の5つです。

・コミュニケーションをとる
・ビジネスチャットツールを導入する
・進捗を時間単位で報告させる
・即レスを推奨する
・成果重視の評価制度を採用する

それぞれの対策について、以下で解説するので参考にしてください。

2-1. コミュニケーションをとる

さぼり防止対策として、コミュニケーションを取るという方法がおすすめです。

LINEや電話などを使ってコミュニケーションを取ることで、社員は「見られている」という緊張感が湧いてきます。

すると、テレワーク中もさぼらず真面目に仕事をするでしょう。

2-2. ビジネスチャットツールを導入する

ビジネスチャットツールを導入する方法も有効です。

チャットツールを使うことで、コミュニケーションが取りやすくなります。

こまめにコミュニケーションを取ることも可能なので、さぼりの防止対策におすすめです。


チャットツールの中には、ビデオ機能がついているものもあります。

仕事をしている間は、ビデオをONにしておくことでさぼり防止に役立つでしょう。

2-3. 進捗を時間単位で報告させる

進捗を時間単位で報告させる方法なら、すぐに対策できるのでおすすめです。

30分や1時間ごとに、仕事の進捗状況を報告してもらいましょう。

進捗状況を報告できなければ注意を受けることはわかっているので、社員は報告のために仕事をします。

結果、さぼらなくなるでしょう。

2-4. 即レスを推奨する

即レスを推奨する方法も、さぼり防止対策になります。

メールやチャットツールを活用し、即レスを推奨しましょう。


いつメールやチャットでの連絡が来るかわからないので、テレワーク中の社員は長時間の離席ができません。

必然的に仕事をするようになるので、さぼり防止対策になるでしょう。

2-5. 成果重視の評価制度を採用する

成果重視の評価制度を採用することも、さぼり防止対策としておすすめです。


仕事をさぼろうとするのは、頑張っても高い評価が得られないと思っているからかもしれません。

成果重視の評価制度にすれば、社員のやる気やモチベーションも上がるでしょう。

結果、仕事を頑張るようになり、さぼり防止になります。

3. おすすめのテレワーク監視ツール


テレワークを監視するためのツールは、いろいろ出ています。

その中でもおすすめのツールは下記の3つです。

・アクセス監視システム
・利用アプリ監視ツール
・画面操作録画ツール

それぞれのツールについて、後述で解説するので参考にしてください。

3-1. アクセス監視システム

インターネットのアクセス状況を監視するシステムツールです。

社員がどんなサイトにアクセスしたのかが、ログとして残ります。

仕事に関係のないサイトにアクセスしていればわかるので便利です。


また、仕事に関係ないサイトへのアクセスを禁止することも可能です。

さぼり防止対策として役に立つでしょう。

3-2. 画面操作録画ツール

実際の操作を記録として残すことが可能なツールです。

例えば、PCのログインログアウトが確認できても、実際にどのような操作をしているのかはわかりません。

PCを立ち上げて、業務とは関係のない作業をしている可能性もあります。


画面操作録画ツールを導入すれば、誰が・いつ・どんな作業を行ったのかの詳細な把握が可能です。

記録として残るので、確認すればわかります。

4. テレワークを監視する注意点


テレワークを監視するにあたって、いくつかの注意点があります。

特に注意すべき点は下記の3つです。

・目的の明確化
・社員へのストレス
・プライバシーの侵害

それぞれの注意点について、後述で解説するので参考にしてください。

4-1. 目的の明確化

テレワークを監視する際は、目的を明確化してください。

何のためにテレワークを監視するのか、社員に説明することが大切です。

説明もせずにテレワークを監視すると、モチベーションが下がる社員が出てくるかもしれません。

監視されることは気持ちの良いことではないからです。


テレワークの監視には、勤怠管理や過重労働防止などの目的があります。

その目的を説明しましょう。

4-2. 社員へのストレス

テレワークの監視は、社員へのストレスの原因になるかもしれません。

長時間監視されていると、真面目に仕事をしていてもストレスが溜まります。

「監視」という状況を不快に感じるからです。


監視するだけではなく、定期的にメールやチャットツールなどでコミュニケーションを取りましょう。

監視されているというストレスが和らぎます。

4-3. プライバシーの侵害

プライバシーの侵害になる可能性があるので、注意してください。

過度な監視は、プライバシーの侵害になる可能性があります。


特にWebカメラの使用には注意してください。

自宅の様子が映りこんでしまうからです。

勤務中はWebカメラをONにさせるなどの使い方をすると、プライバシーの侵害になるかもしれません。

5. さぼりを見抜く前に防止対策をしよう


テレワークは社員の勤務状況が把握できないので、不安になることもあるでしょう。

さぼる社員がいるかもしれないと思うこともあるかもしれません。


さぼりを見抜く方法も有効ですが、その前に防止対策をおすすめします。

あらかじめ対策をしておけば、ある程度の防止は可能です。


ただし、防止対策を導入する前に、必ず社員に目的を明確化してください。

監視されて嬉しい人はいません。

どういう目的で監視するのかを説明して、風通しの良い環境を作りましょう。