【フリーランスの田舎移住】人気の理由と移住先を解説

  • カテゴリ: その他テレワーク
  • 公開日: 2023/4/24

フリーランスで働く場所に縛らられず、好きなところで働きたいと考える人が増えています。

その選択肢の一つとして、田舎移住を検討している人もいるでしょう。

この記事では、田舎へ移住する若者が増えている理由や若者に人気の移住先、田舎移住の注意点を解説します。

フリーランスで仕事をしているのであれば、田舎移住はおすすめです。

その理由も解説するので、ぜひ最後まで読んでください。

1. 田舎へ移住する若者は増えている?その理由は?


田舎移住に興味がある若者はが増えてきています。新型コロナウイルスやテレワークの普及が影響しています。

2022年6月に内閣府によって行われた「第5回新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、地方移住への関心がある20代は全体の45.2%で過去最高の割合でした。

2019年の調査では、32.1%だったのに対してコロナ禍で田舎への関心が高まっていることがわかります。

その理由としては、以下3つの理由があります。

・人口密度が低く、自然豊かな環境が魅力を感じる
・テレワークや働き方の変化で地方でも働ける
・結婚や子育てをきっかけに、生活を重視したい

それぞれ詳しく解説します。

1-1. 人口密度が低く、自然豊かな環境が魅力を感じる

コロナ禍でキャンプがブームになったように、自然に囲まれて生活したいという人が多くなっています。

その理由は、都会は人が多く、慌ただしい雰囲気がある一方で、田舎は人が少なくのどかなところで過ごしたいからです。

テレビや雑誌などで田舎暮らしをしている人が取り上げられる機会が増え、興味を持つ人が増えてきているのかもしれません。

<h3>テレワークや働き方の変化で地方でも働ける

テレワークや働き方によって、都会で生活する必要はないと考える人もいます。

特にフリーランスの場合は、働く場所を自由に選ぶことができ、生活拠点の選択肢が広がるのです。

また、地方には都会にはないビジネスチャンスがあるという理由で、移住を決意する人もいます。

働き方が自由だからこそ、都会ではなく田舎を選ぶ人が増えています。

1-2. 結婚や子育てをきっかけに、生活を重視したい

結婚や子育てなどのライフプランの変化によって、より良い生活をしたいという思いから田舎移住をするという人もいます。

結婚するまでは、仕事重視の生活で夜遅くまで仕事したり、休日も仕事をしたりしていたりする人もいるでしょう。

しかし、結婚や子どもが生まれるタイミングでこのような働き方を変えたいと思う人もいます。

そこで、田舎移住をして環境を変えることで、家族との時間を重視する生活に変えられるのです。

ライフプランの変化によって重視するものが変わります。

自分が大切にしたいことを尊重できる生活をしたいと考える人が多くいます。

2. 若者に人気の移住地5選


ここからは、若者に人気の移住地を5つ紹介します。

あなたが住みたいと思う移住地が見つかるはずです。

2-1. 長野県

長野県は移住ランキングで常に上位にいる県です。

その理由は以下の通りです。

・自然が豊か
・移住者が多い
・移住支援制度が手厚い

長野県は首都圏からのアクセスが良く、北アルプスや南アルプスといった大きな山々に囲まれ、県土の約8割が自然という場所です。

冬にはスキーなどのウィンタースポーツを楽しめ、人気があります。

また、長野県統計ステーションによると、長野県への移住者は年間2,000人を超えており、移住者仲間がたくさんいるので安心して移住できます。

移住者への支援制度として給付金や就業支援などのサポートを受けることができるのです。

2-2. 山梨県

山梨県は長野県と同じく上位の常連です。

その理由は以下の通りです。

・富士山がある
・都心へのアクセスがいい
・空き家バンクがある

一度は、富士山が見える家に住みたいと思ったことはありませんか?

山梨県には富士山があり、河口湖や山中湖などの湖にも囲まれて自然豊かな場所です。

東京と隣接しているため、高速道路で1時間程度で首都圏まで行けます。電車でも1時間半ほどで着きます。

また、山梨県では「空き家バンク」という制度があり、使われていない空き家を移住希望者に貸してもらえます。

このような移住者へのサポートが手厚い点も人気の理由です。

2-3. 静岡県

静岡県も人気の移住地です。

その理由は以下の通りです。

・暖かく過ごしやすい気候
・関東地域へのアクセスが良い
・家賃が安い

静岡県は太平洋側の地域のため、年中を通して暖かい地域です。

過ごしやすいという点で人気を集めています。

また、新幹線や新東名高速道路など交通の利便性が良く、首都圏で仕事があっても移動がしやすいのです。

他にも、静岡県は観光地が多く栄えているにもかかわらず、首都圏に比べて家賃や物件が安いのが特徴です。

アクセスが良く、家賃や物件の価格が安いので移住する人が多くいます。

2-4. 広島県

広島県は年々移住先として注目されてきている地域です。

その理由は、以下の通りです。

・都市部と自然が近い
・子育て支援が充実している
・就労支援が充実している

広島には、瀬戸内海の自然が豊かにある一方で,広島市内は商業施設が多く栄えています。

ショッピングを楽しんだり、瀬戸内海で自然を満喫したり自由自在な過ごし方ができるでしょう。

また、子育て支援や就労支援が充実しているのも人気の理由です。

地方で転職活動をするにはお金がかかりますが、宿泊料やレンタカー代に対して補助金が出たり、広島県に就職した人に奨励金が出たりする制度が充実しています。

2-5. 福岡県

福岡県は5,6年で移住先として人気になってきている地域です。

その理由は以下の通りです。

・グルメが豊富
・交通の便が良い
・生活圏が小さくまとまる

福岡県といえば、食べ物が充実しています。博多ラーメンや明太子など、グルメ好きにはたまりません。

また、新幹線を使えば九州南部や関西圏にもアクセスが良いです。福岡空港も都市部にあるため、飛行機での移動もしやすいのが特徴です。

福岡県は都市部に商業施設が集中しており、生活圏がコンパクトにまとまっているので、生活しやすいです。

イギリスのグローバル情報誌「MONOCLE(モノクル)」の「住みやすい街ランキング2016」で世界12位に選ばれました。それぐらい住みやすい街なのです。

3. 移住する際の注意点


田舎への移住は良いことばかりではありません。

若者が移住する際の注意点がいくつかあります。

ここからは、移住する際の注意点を3つ紹介します。

<h3>不便に耐えられるか

田舎に移住すると、移動手段の基本は「車」です。

移住先にもよりますが、コンビニまで車で10分、スーパーまで30分かかるということもあります。

首都圏だと歩けばすぐにコンビニがありますが、田舎ではそういうわけではありません。

車が必須になります。

3-1. 仕事の選択肢が少ない

田舎での就職は、都会のように仕事の選択肢が多くありません。

田舎での仕事には以下のようなものがあります。

・地域おこし協力隊
・公務員
・林業
・飲食店
・民泊やゲストハウス など

テレワークができる仕事であれば、幅広い仕事をすることも可能です。

3-2. 近所付き合いがある

田舎では、都会よりも人とのつながりが強い傾向があります。

顔を合わせたらあいさつや雑談をしたり、自治会のイベントへの参加が必要になったりするのです。

近所付き合いが苦手という人には不向きかもしれません。

しかし、田舎の人は人情味があるので、野菜を分けてくれたり、困っているときに助けてくれたりするメリットもあります。

4. まとめ


この記事では、田舎に移住する若者が増えている理由と人気の移住先、移住の注意点について解説しました。

コロナ禍をきっかけに、のどかな田舎で生活したいと考える若者が増えいます。

また、移住が人気の地域では支援制度が充実しており、移住仲間がいるので、安心して生活できます。

一方で、田舎へ移住すると今より不便になったり、近所付き合いがあったりと都会での生活とは違う点もあります。

フリーランスは働く場所を選べるので、田舎移住も選択肢の一つです。