テレワーク中の回線障害対処法

  • カテゴリ: テレワークに便利なヒント
  • 公開日: 2022/11/7
現在では仕事といってもオフィスで働くだけではなく、自宅や出先でテレワークを行うことが増えています。

テレワーク中に困ることといえばインターネットの回線障害などが挙げられます。

インターネットの回線障害が起きるとひどい場合は丸1日仕事が行えないなど、大きな損失に繋がります。

この記事ではインターネットの回線障害が起きる原因や対処法について解説します。

1. 急にインターネットが繋がらなくなる原因とは

急にインターネットに繋がらなくなる原因は様々ですが、単にネットワークの設定が誤っている場合もあります。

パソコンやスマホ側の異常であれば比較的簡単に対応できるので、ご自身で一度再起動をするなどの対処を行いましょう。

急にネットが使えなくなると焦ることもありますが、落ち着いて対処すればすぐに復帰できます。

もしご自身で試してみても分からない、といった場合はインターネット設定に詳しい同僚や友人に訪ねてみることもありです。

ここからは急にインターネットに繋がらなくなってしまったときに考えられる原因について解説します。


パソコンやスマホのネットワーク設定が間違っている

まずは、ご自身のパソコンやスマホのネットワーク設定が間違っていないか確認してみましょう。

最近では、パソコンをインターネットに接続する場合はWi-Fi接続を選択する場合が増えています。

Wi-Fi接続ではSSIDと呼ばれるネットワーク名や暗号化キーが必要です。

暗号化キーは英数字で設定されており複雑なため、ネットワーク設定時に間違ってしまう場合があります。

また、自宅がアパートのような集合住宅である場合は、パソコンが他の部屋のSSIDを 拾っていることもあり、注意が必要です。

Wi-Fiルーターに記載してあるSSIDと暗号化キーを一度確認してみましょう。


ルーターに問題が発生している


自宅でインターネットをWi-Fi接続している場合はルーターを設置しているはずです。

ルーターは長時間使用していると何らかの問題が発生し、ネットワーク接続ができない状態になることもあります。

ルーター自身が古くなっていると通信速度が遅くなり、求めている動作が行えなくなることもあります。

また、夏場の暑い時期にはルーターに熱がこもり熱暴走を起こして正常に機能しない場合もあります。

ルーターに何かしらの問題が生じた場合は、一度ルーターを再起動して様子を見てみましょう。

もし、再起動しても改善しなかった場合はルーターに熱がこもらないような配置に変えたり、必要なスペックのルーターに買い替えましょう。


インターネット回線に障害が発生している

自宅のパソコンやルーターに特に異常がない場合は、インターネット回線に障害が発生している可能性があります。

インターネット回線に繋げるためにはプロバイダという回線業者が間に入り、はじめてネットに接続できます。

プロバイダで何らかの障害が起きると、復旧するまでインターネットを使用することはできません。

数時間で復旧するなら良いですが、最近のインターネット回線障害では丸2日ネットに接続できない状況もありました。

日頃からインターネット回線の障害への対策を行っておくと、テレワークをスムーズに導入できるでしょう。

2. インターネット回線障害の対処法とは

一度インターネットの回線障害が起きてしまうと短くても数時間、長い場合では数日もの間仕事を行えなくなってしまいます。

テレワークが数日間行えなくなると、仕事の進捗に大幅な影響を与えます。

事前に回線障害が起きた場合の対処法を決めておくと、いざというときに迷わず対応できるでしょう。

ここからはインターネット回線障害の対処方法について解説します。


テザリングを使用する

プロバイダが原因で回線障害が起きている場合は、テザリング機能を使用してみましょう。

テザリングとは手持ちのスマホのモバイルデータ通信を利用してパソコンやタブレットをインターネットに接続できる機能です。

手持ちのスマホをルーター代わりに使用することができると考えればいいでしょう。

ただし、テザリング機能はスマホの使用キャリアによっては有料サービスの場合があり、事前に確認をしておいたほうが良いです。

また、テザリング機能はスマホのバッテリー消耗が大きいため充電設備が付近にあるかも事前に確認するといいでしょう。

数時間程度の回線障害が起きた場合はテザリング機能を使用して仕事を続行することも可能です。


フリーWi-Fiが使える場所に移動する


回線障害が原因で自宅で仕事が行えなくなった場合は、フリーWi-Fiが使える場所に移動しましょう。

フリーWi-Fiは基本的には誰でも使用することができるため、いざというときに役立ちます。

最近ではフリーWi-Fiを導入している公共施設やカフェ、ファミリーレストランも増えています。

自宅付近でフリーWi-Fiを使用できる場所をあらかじめ探しておくと便利でしょう。

しかし、フリーWi-Fiは通信速度が比較的遅いためWeb会議などを行うことは不可能です。

フリーWi-Fiの平均的な通信速度は、ポケットWi-Fiの半分程度であるため大容量の通信速度が必要な業務を行うには向いていません。

フリーWi-Fiを使用してお仕事を行う場合は仕事内容を選んで行うようにしましょう。


回線障害時の対応を決めておく

  いざ回線障害が起きてしまうとどのように対応すればいいか従業員も迷うことが多いため、回線障害児の対応を予め決めておきましょう。

例えば、大規模なインターネット回線障害が発生し業務が行えなくなった場合は出社するなどの対応をするなどの対応があります。

出社にも時間を要する従業員もいますので、予め対応方法を決めておくことで時間のロスも最小限に防げるでしょう。

回線障害はテレワークを行う上で身近な問題ですので、日頃から備えておきましょう。

3. 回線障害の情報を入手するには


回線障害の情報を入手するにはどのような方法があるのでしょうか。

回線障害の情報をいち早く入手することで、自分が出社対応をすべきかどうか判断することができます。

ここからは、回線障害の情報を入手する方法を解説します。


公式サイトを確認する

もし回線障害が起きているのかな、と感じた場合は通信会社の公式サイトを確認してみましょう。

自分が住んでいる対象地域に何らかの回線障害が発生している場合は、情報が記載してあります。

プロバイダやNTTなどの公式サイトでは、回線障害発生から数分程度で情報の開示を行うため、まずは公式サイトをチェックしてみてください。


Twitterで検索してみる

公式サイトを確認しても特に情報がない場合は、Twitterで検索してみましょう。

なかには同じように回線障害で困っている人がリアルタイムでツイートしていることもあります。

また、回線障害が小規模すぎる場合は公式サイトで情報の開示も行わないこともあるそうなので、おかしいと思ったときはTwitterも確認してみてください。

4. まとめ

テレワークを行っていると、急にインターネットに接続できないトラブルが起きると焦りますよね。

トラブルの原因がパソコンやスマホ側の設定異常であったり、ルーターの不具合である場合もあるので、一度ご自身で確認してみましょう。

もし、それでも解決しないようであれば回線障害の可能性もあるので、出社対応やテザリングなどの対応を行ってください。

事前に回線障害への対処法を決めておくことで、スムーズにテレワークを導入することができるでしょう。