テレワーク用パソコンはどうやって選ぶ?5つのポイントとメーカーごとの特徴を解説!

  • カテゴリ: テレワークのOA機器
  • 公開日: 2022/7/25
テレワークが浸透してきた現在、職場での勤務からテレワークに移行する人が増えてきました。

在宅や職場の外で仕事をするためには、もちろんパソコンが必要です。

会社から支給される場合もありますが、そうでない場合は自身でパソコンを購入する必要があります。

しかし、「どんなパソコンがテレワークに向いているのか」と頭を抱える人も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、テレワーク用のパソコン選びをテーマに、

・テレワーク用パソコンを選ぶ5つのポイント

・代表的なパソコンメーカーの特徴やおすすめ商品



などについて解説します。

1. テレワーク用パソコンの選びで押さえたい5つのポイント


テレワーク用のパソコンとなると、どんな基準で選べばよいのか戸惑う人もいるでしょう。

基本的には以下の5つのポイントを押さえておくことで、テレワーク用として損をしないパソコン選びができます。

1、スペック

2、ディスプレイや重量

3、入出力端子

4、Webカメラの搭載

5、セキュリティ面

1-1. ①スペック


まず押さえておきたいのは、パソコン自体の基本的な性能です。

例えばOSの場合、代表的なものはWindowsとMacの2種類です。

PCを購入する場合、どちらかのOSを選択することになりますが、基本的には会社で使用しているOSに合わせておけば問題ないでしょう。

普段から慣れているOSを使っていれば、OSによって異なる操作性に戸惑う心配がありません。

また、CPUはパソコン自体の処理速度に影響してくるため、業務内容次第で選択も変わってきます。

プログラミングやデザインなど、複数の画面を開きながら作業する場合は、ある程度性能の高いCPUを選択します。

逆に表計算ソフトや簡単な経理処理であれば、高い性能でなくても問題はないでしょう。

1-2. ②ディスプレイや重量


パソコンでの作業効率に大きく影響してくるのがディスプレイのサイズです。

ディスプレイはなるべく大きめのものを選択しましょう。

作業スペースが広がるため、複数画面を開いて作業ができるなど仕事の効率が良くなります。

小さいサイズでは視認性が悪く、視力の低下につながる可能性も少なくありません。

テレワーク用で使用するなら、14〜17インチまでがちょうど良いサイズでしょう。

また、PC自体の重量も軽いものを選択するのがおすすめです。

在宅作業のみならず、カフェやコワーキングスペースを活用して仕事を行う場合もあるでしょう。

PCを持って出る際に重量があると、持ち歩くだけでも大変です。

ノートPCでは薄型かつ軽量のものも多く販売されているため、パソコン自体の重量にも注目してみましょう。

1-3. ③入出力端子


パソコン両側面に搭載されている入出力端子の豊富さもポイントです。

テレワークでは、Web会議ツールなどを使用してコミュニケーションをとる機会も多くなります。

その際、マイクやカメラなどの専用機器の接続が必要になってくるでしょう。

仕事に必要な機器をしっかりと接続するためにも、入出力端子の数もパソコン選びのポイントと言えます。

また、SDカードスロットやDVDドライブなど、データの読み込みで必要になる端子もあります。

そうした入力端子が標準搭載されているかも併せてチェックしておきましょう。

1-4. ④Webカメラの搭載


現在市販されているパソコンの多くには、Webカメラを搭載しているモデルが豊富にあります。

Webカメラはテレワークが浸透してきた現代だからこそ、必要になってきたツールです。

特にWeb会議ツールなどでは、それぞれの画面を通してコミュニケーションを行うため、Webカメラの搭載は必須でしょう。

カメラは外付けでつけることも可能ですが、入出力端子を必要とします。

ひとつ端子を塞いでしまうことになるので、その他に必要となる入出力装置が接続できなくなる可能性も。

そのため、あらかじめパソコンに標準搭載されているものを選ぶことをおすすめします。

1-5. ⑤セキュリティ面


テレワークで課題のひとつとなっているのがセキュリティ面です。

外部サイトアクセスによるウイルス感染や、データの紛失など、テレワークは大きなセキュリティリスクがある働き方と言えます。

会社や顧客情報などの大切なデータを守るためにも、セキュリティ対策は必須です。

ウイルス対策ソフトやハードディスク・ファイルなどの暗号化など、内部対策がしっかりと行える必要があります。

また、ソフト面だけでなく、ハード面でも対策ができるものを選びましょう。

覗き見防止機能や所有者でしか反応しない指紋センサーなど、第三者からPCの利用を防ぐ機能も。

ソフト・ハード両面からセキュリティ対策ができるパソコンであれば、テレワークでも安心して仕事が行えます。

2. DELLの特徴

DELLは個人や法人向けにパソコン、プリンターなどの機器を販売するメーカーです。

「注文を受けてから製作する」というBTOスタイルの元祖と言われており、多くのユーザーから人気を集めています。

ここではDELL製品の特徴を紹介します。

2-1. 商品ラインナップが豊富なため、希望スペックが見つかりやすい

DELLのノートパソコンは、購入者の用途によってさまざまなシリーズに分かれています。

ゲームを中心に遊ぶゲーミングシリーズ、高級志向でデザイン性に優れたシリーズなどラインナップは豊富です。

各シリーズからCPUやストレージの違ったものが用意されており、カスタマイズ性の高さもDELL製品の特徴です。

DELL直販サイトではCPUやメモリ、ストレージなど自分好みのカスタマイズができます。

そのため、自身の仕事内容に合わせてオリジナルのパソコンを手に入れられます。

2-2. サポート体制が充実している

自分好みの一台が購入できるDELLでは、サポート体制にもこだわりがあります。

購入者の都合に合わせたサポートプランを3つ用意しており、最長5年間のサポート体制が整っています。

オプションによるプレミアムサポートでは、24時間365日対応の電話サポートからPCの使い方サポートはもちろんのこと、出張修理サービスにも対応。

また、プレミアムサポートプラスになると、購入者ごとのソフトウェア設定や事故による修理などのオプションが追加されます。

2-3. 安価で性能の良い「Inspironシリーズ」がおすすめ

十分な機能性を備えながらも、低価格を実現したDELLのエントリーモデルである「Inspironシリーズ」

動画サイトの閲覧やWebページ検索の日常的な使い方はもちろんのこと、ビジネスシーンでも活躍できる一台です。

グレードやディスプレイサイズは3タイプから選択が可能。

タブレットとしても活用できる2in1モデルもあり、PCの扱いが慣れていない方でも直感的な操作が行えます。

3. Lenovoの特徴

Lenovoは主にビジネスや法人向けにPCを販売しているメーカーです。

元々は中国のPCメーカーでしたが、アメリカ企業のIBMやNECの買収を行い、海外にも規模を広げてきました。

ここではLenovo製品の特徴を紹介します。

3-1. 世界シェア率No.1

Lenovo製品と言えば、世界シェア率がNo.1であるのが魅力です。

米Gartnerの2021年度PC出荷台の調査によると、企業別のシェアではLenovoが24.1%とトップシェアを誇っています。

ビジネスシーンに強いLenovo製品は、個人が扱うテレワーク用パソコンとしても活躍が期待できます。

3-2. 操作性とコスパが良い

法人向けPCの特徴はなんといっても頑丈さと扱いやすさです。

他社にはない200種類以上の耐久テストや独自のキーボード配列など、個人ユーザーに対しても、そのメリットは絶大と言えます。

また、機能性の高さだけでなくコストパフォーマンスの良さにも注目です。

公式サイトでは頻繁にセールを開催しており、学生でも手が届くほどの値段設定で購入できる製品も数多く取り扱っています。

3-3. Lenovo製品なら「ThinkPad」がおすすめ

ビジネス向けとして圧倒的なシェアを誇っているのがThinkPadです。

特徴的なのは独自のトラックポイント。

キーボード中央部に配置された赤いスティックで、マウス操作やページの切り替えなどの操作が簡単に行えます。

シリーズも豊富に用意され、性能や軽量化にも抜かりがない製品です。

4. HPの特徴

HPは米国で計測器メーカーとして創業しました。

現在はパソコンや印刷機器などを取り扱い、その製品の一部は東京で製造されています。

ここではHP製品の特徴を紹介します。

4-1. リーズナブルに購入できる

​​HP製品は比較的リーズナブルに購入できるのが魅力です。

本体価格が5万円を下回るモデルでも、普段使いには十分な程の性能を備えています。

公式ページ内ではタイムセールなどを開催し、最大40%オフなど高性能機種をお得に購入できる機会も少なくありません。

4-2. 世界シェア率トップクラス

Lenovoに次いで、世界シェアを誇るHP。

PCのデザインにもこだわりがあり、アルミニウムやウォルナット材を使用するなど、革新的なデザインが光ります。

美しく洗練されたデザインは、国内のみならず海外でも人気を博しているほどです。

ラインナップも豊富に取り揃えているため、自分にあった一台が見つかりやすいでしょう。

4-3. 持ち運びが容易な「HP ProBook」がおすすめ

ビジネスモデルのスタンダードであるのがProBookです。

実用性とデザイン性を兼ね備え、さまざまなビジネスシーンで活躍できます。

13.3〜15.6インチのディスプレイから選択でき、在宅や外出などの働き場所を選びません。

セキュリティ対策も万全に対応しており、指紋認証リーダーやハードディスクへのパスワード設定を標準搭載しています。

5. ASUSの特徴

ASUSは台湾発祥のパソコン総合メーカーです。

パソコン本体だけでなく内部の部品も製造しており、海外などでは高い人気を誇っています。

ここではASUS製品の特徴を紹介します。

5-1. スタイリッシュなデザイン

ASUSの特徴はなんと言っても薄型のスタイリッシュなデザインです。

「顧客が心の底から楽しめる、高品質のソリューションを想像する」をデザイン理念に、美を追求した製品を生み出しています。

2019年には4つの製品がグッドデザイン賞を受賞するなど、そのデザイン性は高く評価されています。

また、斬新なデザインや機能を搭載した製品は豊富な取り扱いがあるのもポイント。

液晶画面を取り外しが可能なコンバーチブルタイプやタッチスクリーン型など、ユニークなパソコンが揃っています。

5-2. 軽量で持ち運びやすい

薄型である以上、その分軽量であることも特徴です。

例えば、最軽量モデルである「ExpertBook B9」は14インチというディスプレイサイズながらも、870gと軽量化を実現しています。

特に外出先で仕事をする際などはPCを持ち歩く必要があるため、重量もチェックしておきたいポイント。

その他にも1kg弱の製品も数多く、スペック面でも妥協がありません。

5-3. 操作性やセキュリティが優れた「ExpertBook B1」がおすすめ

ディスプレイサイズを14インチと15インチから選べる大型画面仕様です。

入出力端子が充実しており、USBは3タイプに対応、有線LANポートも搭載しています。

また、薄型・軽量ながらも衝撃や振動に強い素材を使用しているため、持ち運びも安心して行えるのもポイント。

セキュリティ面も万全で、指紋認証センサーがついた電源ボタンを搭載しています。

他者による不正なアクセスを防止し、安全な環境でテレワークが行えるでしょう。

6. まとめ

テレワーク用パソコンの選び方や各メーカーの特徴などについて紹介しました。

どのメーカーも比較的価格を抑えながらも、ある程度の性能を備えています。

しかし、メーカーによっても、デザイン性や操作性などは当然異なるものです。

そこそこの性能でも大丈夫ということであれば、操作性などの機能面で選ぶか、デザイン性で選ぶかになるでしょう。

性能やデザインを把握した上で、「何を基準としてパソコンを選ぶか」をまず考えておきましょう。