
フリーランス必見!人気の田舎5選や移住への注意点とは
- カテゴリ: テレワーク情報
- 公開日: 2023/5/22
現在、日本の20代〜30代は会社員からフリーランスへ転身する方が増えています。
その背景には人間関係や都会での働き方に不満を持っていることがあげられます。
そんな不満から逃れ、田舎でゆっくりフリーランスで活動したいけど、どの場所が人気で、働きやすい環境なのかわからないという方も多いと思います。
そこで、この記事では田舎へ移住する若者が増えている理由や、人気の移住先、移住するときの注意点をお伝えします。
田舎へ移住してフリーランスとしてやっていきたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 田舎へ移住する若者は増えている?その理由は?
ここではフリーランスとして田舎へ移住して働きたいという若者は実際に増えているのか?
またその理由を3つあげていきます。
1-1. 都会での働き方に不満がある
まず、通勤時間が長いことが挙げられます。
都会では交通量が多く、交通渋滞が発生しやすいため、早朝から家を出なければなりません。
また、毎日片道一時間以上も満員電車で揺られることで疲れやストレスが溜まり、仕事に集中できないこともあります。
さらに、住宅費が高く、探すのも難しいうえに、密集地に住んでいるために、騒音や環境面でのストレスもあります。
このようなことから、都会で働くことがつらくなり、田舎での生活を望む気持ちが強まっています。
1-2. 人間関係をリセットしたい
毎日、同じ職場で上司や同僚と過ごすことが嫌になり、人間関係をリセットしたいと思うことがあります。
他人からの評価が気になり、人と関わること自体が疲れてしまうことや、長期間のストレスや不安によって心理的にダメージを受けることもあります。
こうした煩わしい人間関係から逃れるために、田舎に移住して知人が全くいない環境で生活することで、リセットを図る人もいます。
1-3. 結婚などでゆっくり生活したい
将来において、仕事する人生だけでなく、結婚や子育てといった人生プランを考える若者が増えています。
結婚や出産を機に、自然に囲まれた静かな生活や家族との時間を求める人が多くなり、田舎暮らしが魅力的な選択肢となっています。
2. 若者に人気の移住先5選
利便性や助成金、若者の居住率なども含め、フリーランスとして働くのに適した場所を5つご紹介します。
2-1. 長野県
中部地方にあり、豊かな自然環境に囲まれている県で、都市部に比べて家賃が安い場所も多く、住宅環境に恵まれています。
また、多くの小規模企業があり、多様な業種で仕事の機会が多くあります。
さらに、地域の特産品を活かしたビジネスも盛んに行われており、フリーランスとしての仕事にもつながる可能性があります。
長野県は、新幹線や高速道路などの交通機関が整備されているため、都市部へのアクセスも良好なので、若者にとって働きやすい場所であるといえます。
2-2. 山梨県
山梨県には富士山をはじめとして、川、湖、温泉など多くの自然があります。
これらの観光地での仕事や、地域のイベントなどに参加することで、新しい仕事の機会も得ることができます。
また、コワーキングスペースやカフェなど、ワーキングスペースが多く整備されており、フリーランスとして仕事をする環境を整えることができます。
さらに、子育て支援や福祉制度も充実しているため、家族での移住にも適しています。
2-3. 静岡県
静岡県は機械製造業、食品製造業もあるなど、さまざまな産業が根付いており、企業とのネットワークを構築することで、仕事の幅をひろげられます。
静岡空港もあるので、国内外へのアクセスがスムーズで、リモートワークや出張もしやすく、ビジネスチャンスが増えること間違いなしです。
また、「創業支援助成金」や「研究開発助成金」など、フリーランスにとって有益な助成金も充実しているので、活用してビジネスの立ち上げをしやすいです。
さらに、若者居住率が高く、若者向けのイベントや施設もあるので、住みやすいまちとして知られています。
2-4. 広島県
広島県には、世界遺産である厳島神社をはじめ、歴史的な観光スポットが多くあります。
ビジネスの面では、農業や観光、IT産業も盛んになってきており、フリーランスとしての仕事の幅を広げることができます。
また、広島県では「ひろしま起業家支援助成金」や「ひろしま創業・スタートアップ支援助成金」など、フリーランスを支援するための助成金が用意されています。
若者向けの住宅支援制度や、就職支援制度もあり、若者の定住を促進するため多くの取り組みを行っています。
2-5. 福岡県
また、東京や大阪に比べて物価が安く、リーズナブルな家賃で住める場所が多いため、生活コストを抑えられます。
福岡県は農林水産業や観光業が盛んであり、地域性を活かしたビジネスが可能です。
また、アジア諸国との交流が盛んであり、海外ビジネスにも積極的に取り組むことができます。
3. 移住するときの注意点
いざ、田舎へ移住してフリーランスとしてやっていこうと思ったとき、自分が望むライフスタイルなのか確認しておくことが大切です。
不便なことはなにか、住宅、仕事はあるのか、地域の住民となじめるのかなど気になることが多いでしょう。
ここでは、田舎へ移住するときどのようなことに注意すべきか、説明していきます。
3-1. 不便に耐えられるか
田舎に住む場合、都市部ほど交通インフラが整備されていないことがあります。
移住先の周辺に公共交通機関があるか、自家用車が必要なのかなど、確認することが重要です。
また、商業施設や保育施設、病院が近くにない場合、長距離移動しなければならないため、生活が不便と感じることもあるでしょう。
食に関しては、グルメなどを楽しめる高級店が少ない場合があったり、注文してから出てくるまでに時間がかかったりするなど、忙しい人にとっては不便な環境となる場合があります。
3-2. 仕事の選択肢がない
都会と比較すると地方では大企業の数が圧倒的に少ないため、フリーランスが受注できる案件はかぎられてしまいます。
地方の企業だと仕事の単価が低くなることが多いため、数をこなさなければ安定した収入が見込めないこともあります。
3-3. 近所付き合いがある
田舎に移住すると、地域社会との交流が必要になります。
地域の人々との交流を通じて、生活に必要な情報を得ることができるため、積極的に参加することが重要です。
また、交流を通じて、生活の悩みや問題に対するアドバイスや支援を受けることができるため、生活がスムーズになる可能性が高くなります。
田舎では都会部と比較して人口密度が低く、孤独感を感じることがあります。
4. まとめ
フリーランスに人気の移住先5選、移住するときの注意点をご紹介してきました。
自分がフリーランスになってどのような生活をしたいのか、事前に確認して田舎への移住を検討するのがよいでしょう。
地域によって助成金や補助金などフリーランスを支援するための制度もあるので、各地方自治体や関連団体のウェブサイトなどで確認することをおすすめします。
海や山、温泉や様々な観光施設も多い田舎への移住は大きな魅力です。
不便さを感じることもあるかもしれませんが、のびのびと生活できますし、ストレスを減らせるのではないでしょうか。
自分に合う移住先を見つけだし、理想の生活を手に入れてくださいね。